滋賀男声合唱団

Que tout l'enfer fuie au son de notre voix...




第 3 ステージ
滋賀男声愛唱歌 てんこもり 曲目解説


1. お嫁サンバ

1981 年にリリースされた「郷ひろみ」の代表曲で日本有線大賞受賞曲。プロデュースを担当した酒井政利によれば、曲のテーマは「『結婚はまだ早いんじゃない?』という、美しいお嫁さんに対する賛美」であるとしている。

当時、松田聖子との交際騒動の渦中にあった郷は、遊び心を盛り込まれた本曲を受け入れる心境になく、最初は受け入れを拒否したが、プロデューサーの酒井に「この曲を歌えるのはあなたしかいない。この歌は間違いなく後世に歌い継がれていくから」と説得されリリースに至った。


2. 夢路より

スティーブン・フォスターが作曲した歌曲で、「夢見る人」や「Beautiful Dreamer」とも表され、「おおスザンナ」や「金髪のジェニー」と共に有名な作品である。

1862 年に作曲された歌曲だが、晩年のフォスターはニューヨークのアパートに 1 人で住み貧困を極めた。妻のジェーンと別居し、アルコール依存症で酒に溺れる生活だったという。死の数日前に作曲された最後の歌曲で「白鳥の歌」というべき美しいセレナードで、フォスターの晩年の傑作とされている。


3. Can You Feel the Love Tonight (愛を感じて)

1994 年公開のディズニーの長編アニメーション映画『ライオン・キング』の楽曲で、作曲はエルトン・ジョン、作詞はティム・ライスが担当した。

この映画の中で最も多様な役割を持つこの曲は、全英シングルチャートで 14 位を記録し、ディズニーのアニメ映画の楽曲としては第 2 位のヒット曲である。

今回滋賀男声では、バーバーショップのアレンジに片桐和子さんの訳詞をつけて演奏させていただきます。


1 〜 3 解説 岡本敏幸


4. 若者たち

私が小学校の頃には音楽の教科書にも載っていた有名な曲です。1966 年にテレビドラマ『若者たち』の主題歌として、ザ・ブロードサイド・フォーによって発表されたフォークソグで、シングル盤として大ヒットしました。

その後坂本九さんや最近では森山直太朗さんによりカバーされ、愛唱されています。黒澤明監督の映画音楽など多くのオーケストラ曲を手がけた佐藤勝さん作曲の数少ない歌であり、藤田敏雄さんの詞と共にシンプルでいて決然と若者を応援する視線が魅力的です。今回はその魅力をさらに引き出した信長貴富さんの男声合唱編曲版をお送りします。


5. サライ

『24 時間テレビ「愛は地球を救う」』のテーマソングとして 1992 年に発表されました。作詞は、全国の視聴者からのメッセージを基に谷村新司さんがまとめ上げ、多くの名曲を手がけた加山雄三さん(筆名弾厚作)が作曲を担当した豪華な組み合わせです。

その後も楽曲誕生 30 周年の 2022 年まで毎年番組で歌われています。「サライ」というタイトルは元々ペルシャ語で「宿」や「家」を表す単語で、番組のテーマである「心のふるさと」と通じる意味合いが込められました。

この曲の発表された 1992 年に就職した私自身、故郷を離れて都会で働く若者の寂しさと強い思いの混ざった心情に共感しました。


6. Bridge over Troubled Water (明日に架ける橋)

1970 年に発売された、サイモン&ガーファンクル最後のアルバム「明日に架ける橋」からシングル化され、アルバムと合わせて大ヒットした名曲です。直訳ではなく歌詞の意味を汲んだ(明日に架ける)という名タイトルも含めて日本でもヒットしました。多くの有名アーチストにカバーされ、それぞれがヒットし 50 年以上愛され続けています。

今回はスウェーデンを代表する男声合唱団オルフェイ・ドレンガルが発表したバージョンでお送りします。考えられないような戦争や、地球温暖化による大規模自然災害など苦難・困難に直面している方々が少しでも救われるように祈りつつ歌いたいと思います。


4 〜 6 解説 國司有香



戻る

RapidWeaver Icon

Made in RapidWeaver